この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
本件は,自動車同士の衝突事故によって,頚椎捻挫の傷害を負ってしまったという事案です。保険会社からの賠償額の提示内容を検討したところ,提示された損害額が明らかに低額でした。特に,後遺障害慰謝料,後遺障害逸失利益については,自賠責保険金の範囲内でおさまる程度の金額しか提示されていませんでした。そこで,当事務所で受任し,代理交渉を行うこととなりました。
解決への流れ
当方にて資料を取り寄せ,交渉を重ねましたが,なかなか担当者が交渉段階では納得のいく金額を提示しないため,交渉は難航しました。約1年にわたる交渉の末,最終的に320万9286円まで賠償金額を引き上げることができ,合意に至りました。当初の提示額が49万9321円でしたが,最終的には6倍以上の賠償額まで増額できたことになります。さらに,本件では弁護士費用特約を利用することができたため,依頼者の方には弁護士費用のご負担もありませんでした。
他の事例でも当てはまることですが,交通事故事案では,ご本人だけで対応するよりも,弁護士に交渉を依頼したほうが,結果として損害賠償額が増額できるケースは少なくありません。また,私たちは,増額した金額よりも弁護士費用が高額になってしまうような場合には,弁護士費用を減額調整し,依頼者の方のご負担は出ないようにしていますからご安心ください。※守秘義務の観点から、事例の一部を修正しています。※事務所として対応いたしました。