この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
相談者は,わいせつ事件を起こして裁判を受けたが執行猶予判決を受けることができた(このときも当職が弁護を担当した)。
解決への流れ
上記執行猶予中,相談者は,2度にわたってわいせつ事件を起こし,それぞれの機会に逮捕・勾留された。それぞれの機会に当職が被疑者弁護を担当し,被害者との示談や環境調整を行ったところ,それぞれについて起訴猶予処分となり,執行猶予を取り消されて服役する事態になることを免れることができた。
執行猶予中に起こしたわいせつ事件が比較的軽微であったこと,被害者の温情により示談が成立したこと,相談者の家族の協力があったことがうまくかみ合った結果,相談者にとって良い結果を得ることができた。執行猶予中の再犯であっても,諦めずにできる限りのことを行うことが重要である。