この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
遺産分割調停が始まってから5年以上が経過している事件について、前任の弁護士が解任された後、私が受任しました。
解決への流れ
調停審判が5年以上も続いている間に、争点はいたずらに散らばってしまっていました。そこで、依頼者と丁寧に打ち合わせを重ねることで、ひとつひとつ疑問を解消し、どの争点が本質的なものかを整理していった結果、初回のご相談から10ヶ月ほどで調停が成立しました。また、関連する税務・登記に関する処理についても、私が行いました。
事件が長期化していた一番の原因は、依頼者と弁護士とのコミュニケーションが取れていなかったことでした。この点はどんな事件でも最も大切なことであると、私自身、改めて肝に銘じました。